大歳(おおとし)神社は病気の平癒や家内安全を祈願する神社として知られて、遠方からも人がお参りに訪れる。境内の手水鉢には、乳の出の祈願のためにできたという盃状穴(はいじょうけつ)が見られるという話が、広島市安芸区まちづくり推進課が平成14年(2002)に作成した「あきく魅力まっぷ(旧版)」、「安芸区スタイルブログ」にある。
いろいろな祈願のために石を長い期間叩くことで出来た窪みを盃状穴と呼び、ここでは手水鉢の縁で、周辺の他の神社でも見られるとのこと。船越誰故草保存会からの情報によると、船越地区の社の盃状穴は、大歳社、庚申社と岩滝神社にあるという(広島市安芸区役所市民部 地域起こし推進課経由)。
大歳神社は享保元年(1716)に渡辺神主と庄屋の植木氏が中心となって、里人の協力を得て五穀豊穣を願った農耕の神を祀ったのがはじまりと伝えられている。ご祭神は大歳の神(須佐男命の子息で農耕の神)。
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写真提供:船越ふるさと写真保存会
村上勝昌氏(ブログ「カッチンの雑記帳」管理人)