日本助産師会出版

乳信仰探訪

上宇部の日切地蔵

地蔵は赤い毛糸の帽子に黄色い布を纏って、お堂の中や周囲はとても綺麗に手入れされている
国道に面して、住宅の角地にたつお堂

交通量の多い国道490号に面し、住宅街の角地に立っている地蔵堂。『宇部市史』によると、大正10年(1921)に集落で寄付金を募って建てたお地蔵さまとのこと。日数を限ってお参りするとご利益が得られ、信心があれば無理な願い事もかなえられるといわれているという。乳の出や腫れ物に霊験がある以外に、雨乞いの祈願もあったそうだ。
お堂には七福延命日切地藏尊という額が掲げられており、お地蔵さまは赤い毛糸の帽子に黄色い布を纏っており、お堂の中や周囲はとても綺麗に手入れされている。

宇部市史編纂委員会:宇部市史 自然環境・民俗方言編、宇部市史編纂委員会、1963、p416 https://dl.ndl.go.jp/pid/3030938/1/221
上宇部地域づくり協議会サイト「寺の前・沼地区の史跡 44」
https://www.kamiube.net/地域探求/上宇部の史跡/寺の前-沼地区/
写真:奥 起久子撮影(2024/4/21)

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