清水寺(せいすいじ)の境内には、岩肌から水が湧き出して小さな滝のように流れ落ちており、これをお乳滝と言ってこの水を飲むと乳が出ると言われたことが大分県観光情報公式サイトに紹介されている。そばに小さい石の観音さまが祀られていて乳観音と呼ばれている。種田山頭火はここを訪れて「岩かげ まさしく水が 湧いている」という句を残している。
清水寺の山号は補陀落山(ほだらさん)で、裏にある山も補陀落山と呼ぶ。養老元年(717)に仁聞が開創したといわれる曹洞宗の寺院で、寺号は境内から清水が湧き出していることに由来しているとのこと。十一面千手観音立像がご本尊で、九州西国三十三ヶ所霊場第3番の札所でもある。治承4年(1180)に七堂伽藍を復興したとされる平重盛の墓所がある。
ツーリズムおおいたサイト(大分県商工観光労働部観光局観光誘致促進室)
https://www.visit-oita.jp/spots/detail/5490
写真:内岡 恵撮影(2007/3/10)、河野 忠氏(立正大学)提供